保育士資格を取りたいけど、大変そうだし合格率も低いのでは・・・と、思っている方も多いかと思います。
せっかく保育士になりたいと思っても、試験が難しいとやる気をなくしますよね。
では、本当に保育士資格試験の合格率は低いのでしょうか?勉強のコツはあるのでしょうか?
詳しく説明していきます!
保育士資格試験の合格率は?
平成27年度の保育士試験の合格率は22.8パーセントでした。毎年、2割程度で保育士試験の合格率は推移していますが、この数字は低いのでしょうか?
まず、合格率が低い理由を見ていきましょう。下記にまとめてみました。
- 科目数が多い
- 筆記試験と実技試験があり、筆記試験は9科目、実技試験は2科目を受ける
- 合格するためには全ての科目で6割以上点数を取らなくてはいけない
- 1科目でも6割以下の点数ならその科目は不合格となる
こう見ていくと、保育士試験の合格率が低い理由は試験の難易度というより、制度のせいに感じられます。
科目数も多く、全ての試験で6割以上を取らなくてはいけないので、まんべんなく内容を理解する必要があります。
保育士資格試験の筆記試験のコツは?
では、先に保育士試験の筆記試験を攻略するコツを見ていきましょう。
試験方法はマークシートによる択一式で、科目は全部で9科目、合格ラインは6割以上となります。試験は下記の9科目を2日間に渡って受験しなくてはなりません。
- 保育の心理学
- 保育原理
- 社会福祉
- 児童家庭福祉
- 教育原理
- 社会的養護
- 子供の保険
- 子供の食と栄養
- 保育実習理論
もし、全ての科目を合格することができなくて科目合格となった場合でも、3年間は合格証明が有効なので3年間かけて全科目を合格するという方法もアリです。
しかし、一回の受験につき12950円かかるので、狙うならやはり一発合格ですよね。
1科目を100点取る必要はなく、60点取ればいいと考えて効率よく勉強しましょう!
マークシート式の攻略をする!
筆記試験はマークシート式なので、マークシートを攻略すればいいと考えれば少し楽に思えますよね。
試験の内容は基本的にマルバツ問題の組み合わせを答えるというものです。ちょっとコツがいりますが、昔の記述式試験よりも全然解きやすくなっています!
また、科目数は多いですがそれぞれ広く浅く知識を身に着けていればよく、関連科目も多いので覚え方次第ではかなり楽に覚えることができるのです。
科目に手をつける順番が試験攻略のポイントとなりますね。
さらに、出題範囲が広いという所も保育士試験を難しく見せている原因となっていますが、試験の内容は決して難しいものではありません。
複雑な資料問題も登場したり、暗記だけでは通用しない問題もありますが、独学でも十分対応できますよ。
保育士資格試験の実技試験のコツは?
実技は得意な分野を3科目の中から2つを自分で選ぶことができます。
実技試験の内容は下記の通りです。
- 音楽表現に関する技術
- 造形表現に関する技術
- 言語表現に関する技術
合格ラインは選択した2科目がそれぞれ50点満点で、そのうち6割以上です。
筆記試験に力を注ぐあまり実技試験の対処をせずに不合格となってしまう人も多いので、手を抜かずにしっかりと勉強することが大切です。
得意なものを2つ選べばいいので、自分の得意な分野や覚えやすいものを選択しましょう。
保育士資格試験の勉強方法のコツは?
保育士試験に合格するための勉強方法のコツをご紹介します!
専門学校で勉強
専門学校の場合は2年から3年かけて必要な知識を学びます。
保育士試験を受けなくても専門学校を卒業することで保育士の資格を取ることができますので、絶対保育士になりたいという方にはおすすめです。
ただし保育士試験を受験し、合格しなければ保育士になれないという専門学校もあるため各専門学校をよく調べましょう!
デメリットとしては、専門学校は仕事をしている人や主婦にとっては時間の調整が難しく通うことがかなり負担になることです。
また、4年生大学と比べると学費は安いですがそれなりの費用がかかるので、時間的にも経済的にも不安がある人は他の方法で合格を狙いましょう。
メリット
- 卒業すれば絶対保育士になれる
デメリット
- 時間的にも経済的にも負担になる
通信教育で勉強
通信教育は通学の必要がなく、自宅で学習をすることができるので仕事をしている人にも主婦の方にも挑戦しやすい方法です。
通信教育の場合、テキストは通信教育の会社で制作されたオリジナルのものが届き、さらに添削指導が受けられるので間違えた箇所の復習や疑問点も楽に解消することができます。
急な児童福祉法等の改正にも迅速に対応してくれることもあり、改正を見逃す心配や、自分で調べる手間もかからないので効率よく勉強をしたい方にはおすすめです!
実技試験対策だけのコースを設けている会社もあるので、実技のみ通信講座を受けるという方法もありますよ。自分に合った方法を探して合格を勝ち取りましょう。
メリット
- 自宅で勉強できる
- 急な法改正にも対応
デメリット
- 自分で勉強を進めなくてはいけない
独学で勉強
現在は保育士試験合格のために多種類のテキストや参考書が発売されているので、独学でも十分合格することができます。
全国保育士要請協議会のホームページでは、過去の保育士試験の概要を公開しているため、これを参考にして勉強するという方法もありますよ!
独学の場合は自分に合った参考書を探し、勉強方法を試行錯誤し、法改正の情報も収集しなくてはいけませんが最低限の費用しかかからないので、大変経済的です。
また、マイペースに勉強できるため、予定が多くて少しづつ進めていきたいという方にはピッタリかもしれませんね!
メリット
- 最低限の費用しかかからない
- マイペースに勉強できる
デメリット
- 全て自己責任となる
子育て経験者は有利!
保育士は子供と触れ合う仕事のため、子育てを経験したことがある方や、子育て中の方には大変有利な資格となります。
勉強をしていくうちに予防接種のことや、感染症のこと、児童福祉手当の話など「これ知ってる」「自分の子もそうだった!」と思えることがいくつも出てくるでしょう。
お子様を持ってる主婦の方には是非挑戦してほしい資格ですね!
合格したら派遣保育士で!
見事保育士資格を取得した方は、派遣保育士を選んでみてはいかがでしょうか?
派遣保育士は残業もなく、時給も高いので主婦の方には大変おすすめの職業となっています、派遣保育士について詳しく知りたい方は下記の記事を御覧ください!
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