駅型保育園という言葉をご存知でしょうか?
駅型保育とは鉄道会社自体が駅ビル、駅施設内などに開設している保育園のことで、通勤に便利でアクセスがいいという魅力があります。
とてもいい立地に保育園を作られているので利用がしやすいというとても人気の保育園になっているのです。
近年、待機児童問題が話題になっていますが駅型保育がもっと増えれば解消することができるのではと、実は注目されているのです。
では、この駅型保育で保育士が働くメリットやデメリットには何があるのでしょうか?
ご紹介していきましょう。
保育士が駅型保育園で働くメリットとは?
駅型保育で働く1番の魅力や特徴はなんといっても通勤の利便性です!駅の中に設置されているので駅に近いというのは働く方も預ける方も便利で嬉しいですよね!
通勤時間を短縮し通勤可能なエリアを広げられるので求人も多く集まりますので、転職活動にも有利です。
また、駅型保育園は自分のちょっとした希望が合わせやすいというのも魅力です。
駅型保育は利用する人数が決まっているので働く上で意外と大事な規模感も、自分の希望に合わせて選ぶことができます。
ほとんどが認可外のため預かる子供の人数はだいたい20名程度のものから、大規模な場所もありますので、あなたの意向に合わせて選択できますよ!
認可外と前述しましたが、ほとんどが自治体の助成を受けられる順認可外保育園なので保育士の配置規定は一定の基準がしっかり設けられています。
基準がないと、自分だけで子供を見なくてはいけないという状態が起こりがちですが、そのような心配はまったくいらないので安心ですね。
また、駅型保育園は福利厚生が良いというのはご存知でしょうか?
鉄道会社が駅型保育園の運営に関わっている場合は特に、鉄道会社の福利厚生を受けられるという場合が多いです。
各種手当や育児休暇などの細かな制度も整備されているので働きやすい条件が揃っていますよ!
気になる給料の面ですが、月給は16万円から19万円程、休日は日曜と祝日が多いようです。
運営している企業も見極めて賞与、安定性といった部分に注目して選んで見てもいいでしょう。
保育士が駅型保育園で働くデメリットとは?
駅型保育園は良い所がたくさんあって働きたい!と思うのではないでしょうか?
しかし、駅型保育園にもデメリットはあるのです、ご紹介していきましょう。
まずは、勤務時間が長いということです。
よく考えると駅型保育は駅ビルの中にあるから早朝から利用できるというのが当たり前、朝の6時ころから運営している保育園もたくさんあるので、とにかく朝が早いです。
開始時間が早く、終了時間が遅いため勤務時間が長くなってしまいます。
早朝勤務、夜遅くまでの遅番勤務が不定期に回るので、働く日により勤務時間の差が出てくる、変則的になるということはよく理解しておきましょう。
また、災害の対策もよく理解しておくことが大切です。
他の保育園と比べて駅型保育園は高階層の駅ビルにあったり、変わった所にある場合も多いですよね。
そのため、避難誘導がスムーズに行うためにどうしたらいいのか、しっかり確認して子供の命を守れるようにしましょう!
さらに、駅型保育園は他の保育園のように園庭がなくて走り回る場所がないことが多いので、お散歩をする機会が多くなります。
お散歩の際の交通安全にも意識をする必要があるので注意を払うことが多くなります・・・。
駅ナカにあるという保育園はとても便利で福利厚生もしっかりしているのでメリットは大きいのですが、色々な人が通る施設なので事故や事件が起こることがないようにということにもアンテナを張っておく必要があります。
保育士としてさらに高い意識が必要だということは理解しておきましょう。
駅型保育園はこれからどんどん広がる!
駅型保育園は首都圏を中心に広がっていますが、広がっているといってもまだまだこれからという所です。
しかし、注目度は高く需要も高い施設になっているのですが、求人数もそこまで多くないというのが現状、さらに災害が起きた時の対策や安全に関しての課題もたくさんあります。
まだまだ改善するところが多く不完全な施設ですが保育士にとってはやりがいのある職場、駅型保育に魅力を感じたら転職をしてみてはいかがでしょうか?